脳とシナプスとアラキドン酸
人間の器官で欠かすことのできない脳。
脳は、手と手をつなぐようにして神経細胞(ニューロン)を張り巡らせ、情報伝達を行っています。
この神経細胞と神経細胞の間にはつなぎ目のような部分があり、これをシナプスと呼んでいます。
神経細胞から神経細胞への情報伝達(シナプス伝達)は、このシナプスの働きが重要となります。シナプスの働きが弱ると細胞間の情報伝達が鈍くなり、このことが学習能力、記憶能力などの「脳力」の衰えとして、人々は認識するようになります。脳力をしっかりと保つには、シナプスの働きを強化することが大切になります。
アラキドン酸(ARA)はこのシナプスの働きに大きな関わりを持つことがわかっていて、アラキドン酸が不足するとシナプスの働きが悪くなり、イコール脳の衰えに直結してしまう可能性が高くなります。
また、アラキドン酸は、神経細胞の生成にも深く関わっているのではないかとされていて、今後もさらなる研究が進むことが予想されます。
このことからも、アラキドン酸は中高年の人にとって、いつまでも若々しい脳を維持するために大切な成分であることがわかります。
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