物忘れと脳について記事一覧

人間歳を取ると、頭が硬くなるといいます。子供は、柔軟な発想で大人が考えつかないようなことを行ったり、盲点をついたことをしてみたり、時には驚かされるような視点で物事を捉えたりもします。大人になって歳を経るにつれて、逆に子供の頃の発想は影を潜めていく。もちろん、経験がそうさせることもあるのでしょうが、脳の衰えと関係があるのかもしれません。残念ながら、歳を取っていくと脳の細胞はだんだんと衰えて元気がなく...

人間の器官で欠かすことのできない脳。脳は、手と手をつなぐようにして神経細胞(ニューロン)を張り巡らせ、情報伝達を行っています。この神経細胞と神経細胞の間にはつなぎ目のような部分があり、これをシナプスと呼んでいます。神経細胞から神経細胞への情報伝達(シナプス伝達)は、このシナプスの働きが重要となります。シナプスの働きが弱ると細胞間の情報伝達が鈍くなり、このことが学習能力、記憶能力などの「脳力」の衰え...

年齢を経ると気になってくるのが物忘れ。「ベストセラーの本の名前が思い出せない」「お世話になっている人の名前が出てこない」「どこに物を置いたか忘れてしまう」など症状は様々ですが、物忘れ対策に、必須脂肪酸のアラキドン酸(ARA)への注目が高まっています。物忘れの原因は、脳の記憶を司る海馬(かいば)が痩せて衰え、記憶力が低下するためと考えられています。何事においても人間にとって老化は避けられないものです...

物忘れは、記憶していたことを完全に忘れてしまったわけではなく、「思い出せそうで出てこない」「今やろうとしていたことを忘れてしまった」といった、一時的な健忘症になります。脳細胞は約140億個あるといわれていますが、歳を取ると1日に5万〜10万ほどの細胞が死滅していくとされています。そのため、中高年になれば、ある程度の物忘れは致し方ないともいえますが、脳の機能が少し衰えているので、物忘れがひどい場合、...